【青色申告】クレジットカードで買い物したときの仕訳

記帳は、原則、発生主義で行わなければならないため、クレジットカードの利用代金の引き落とし時ではなく、商品の購入日の日付に費用処理することに注意しましょう。
この場合、クレジットカードの利用時には「未払金」などの科目を用いて処理します。
クレジットカードの利用時と引き落とし時の処理はどうするのが正しいですか?また、どのようにすれば便利に使えますか?(個人事業主の場合)| 確定申告、業務の流れ(個人) サポート情報

記帳のタイミングを決めると楽

(1)クレジットカードの請求書が来た時(又は、購入時)
(2)銀行口座から引き落とされたとき(月末の通常確認時)

タイミング的にはこれがよさそうに思います。
ただし、発生主義で行わないといけないので、請求書が来た時に購入日が書かれているはずなのでその日付で記帳することだけ気を付けておけば良いかと思います。

ただし、購入日から請求日まで1か月から2か月程度ずれるので、11月、12月のクレジットカード利用分に関しては注意しないとダメかと思います。
(1)の部分が経費になるので、発生主義でやらないと、その会計期間(年度)に経費が計上されないということになります。

(1)購入日
消耗品 1500円 | 未払金(xxxクレジットカード) 1500円
(2)引き落とし時
未払金(xxxクレジットカード) 1500円|現金 1500円
こんな感じの仕訳になるかと思います。

未払金で処理しますが、補助科目としてカード名のつけたもので仕訳しておくと、管理しやすいかと思います。

ただし、会計期間(年度)をまたがない時は・・

(2)引き落とし時(引き落とし時の日付で)
消耗品 1500円 |現金 1500円
銀行口座から引き落とし時だけ仕訳するという方法が一般的ではあります。

ただ、クレジットカードでの購入のたびに2回記帳するのは面倒なものです。しかし、クレジットカードでの購入は、以下のように例外的にカード代金の引き落とし時の1回の記帳とすることも認められています。
個人事業主がクレジットカード決済した場合の会計処理方法 | クラウド会計ソフト freee

簡便的な方法として、クレジット決済日と引き落とし日が決算をまたぐ場合のみ未払計上しておき、決算をまたがない場合は引き落とし日に経費計上することができます。
この方法を、期中現金主義・期末発生主義といいます。
クレジットカードの利用時と引き落とし時の仕訳(処理)方法| 確定申告、業務の流れ(個人) サポート情報

個人的なものを合わせて購入したとき

消耗品 1000円 | 未払金(xxxクレジットカード) 1500円
事業主貸 500円 |
こんな感じですね。

クレジットカードも、銀行口座も、事業用のみにするのが良いですが、個人的なものが混ざったら事業主貸で仕訳しておくとよいかと思います。
そうする、クレジットカードの未払い金額、銀行口座の残高と一致するので、記帳ミスなどを発見しやすくなります。

発生主義だけど・・

極論、その年度に含まれているもの(売上・経費)がきちんと記帳されていたらOKだと思う。税金の金額がかわらないので。

スポンサーリンク